rcloneのメモ
はじめに
rclone
は、様々なクラウドストレージサービスとローカル環境を同期・バックアップ・マウントできる、非常に強力なコマンドラインツールです。
Google Drive、Dropbox、OneDrive、S3互換ストレージなど、90以上のストレージサービスに対応しています。
インストール
下記のコマンドでインストール可能です
curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash
初期設定
rcloneは利用前に初期設定があります。 下記コマンドを実行することで、対話式で設定することができます。
rclone config
# 設定の保存場所
~/.config/rclone/rclone.conf
コマンド
よく利用するコマンドをいくつか記載します。
表示
リモートストレージの内容を表示します。
rclone ls remote:backup
# 末尾が.txtのみ表示できます
rclone ls remote:backup --include "*.txt"
コピー
ローカルのファイルを指定のリモートストレージにコピーできます。
rclone copy /home/user/data/target.png remote:backup/target.png
同期
ローカルのディレクトリを指定のリモートストレージ、ディレクトリと同期させることができます。
実際に同期する前には、--dry-run
オプションを利用してテストを実施してください。
誤った実行はデータが破損する可能性があります。
# テスト
rclone sync --dry-run /home/user/data remote:backup
rclone sync /home/user/data remote:backup
マウント
リモートストレージをローカルにマウントすることができます。
rclone mount remote:backup /mnt/remote/backup
メモ
CloudflareのR2にコピーする場合、HTTP 403エラーが発生した。
CloudflareのR2ドキュメントに、解決方法が記載されており、no_check_bucket = true
を設定することでエラーを回避できます。