OCIのメモ
#Tech
目次
はじめに
OCIとはOracle Cloud Infrastructureの略で、Oracleが提供しているパブリッククラウドサービスです。
意図しない課金が発生しないため、無料枠のみでよく利用させていただいているサービスです。
無料利用枠 (Always Free)
Oracle Cloudには、Always Freeとして無料で利用できるリソースと、最初の30日間限定の無料トライアルがあります。
Always Free 対象リソース
下記のようなサービスが無料で利用可能です。
また、Always Freeのアカウントの場合は意図していない課金が発生しない点も嬉しいです。
他のクラウドサービスと異なり、2台のVMを利用できる点もありがたいです。
サービス名 | 無料利用枠概要 |
---|---|
AMD Compute VM | 1/8 OCPUと1GBメモリが2台 |
ブロック・ストレージ | 2つで合計200GB |
オブジェクト・ストレージ | 10GB |
Autonomous DB | 1 OCPUと20GBが2つ |
アウトバウンドのデータ転送 | 1ヶ月あたり10TB |
ロードバランサー | 10Mbpsが1つ |
仮想クラウド・ネットワーク | IPv4およびIPv6が2つ |
30日間無料トライアル
- クレジット:300ドル分のクレジットが付与され、好きなサービスを30日間利用可能。
- トライアル期間中は、Always Free対象外の高性能インスタンスやデータベース、ロードバランサなども試せる。
OCI CLI
クイックスタートを参考にCLIをインストールします。
bash -c "$(curl -L https://raw.githubusercontent.com/oracle/oci-cli/master/scripts/install/install.sh)"
oci --version
# 3.51.1
設定には、user OCIDが必要になります。
- user OCID:自身のプロフィールから取得できます。
- tenancy OCID:Tenancy欄から取得できます。
# 設定ダイアログを使用
oci setup config
# 動作確認
oci iam region list
コンピュートの操作
--instance-id
を指定することで各インスタンスに対して特定のアクションを実行できます。
アクションには下記のものがあります。
- インスタンスの起動:START
- インスタンスの停止:SOFTSTOP
- インスタンスの強制停止:STOP
- インスタンスの再起動:SOFTRESET
- インスタンスの強制再起動:RESET
oci compute instance action --instance-id {INSTANCE_OCID} --action {ACTION}