Tailscaleのメモ
目次
Tailscaleとは
Tailscaleは、VPN接続を簡単に利用できるようにしたサービスです。
WireGuardが利用されており、データを暗号化してP2Pの通信をサポートしています。
Tailscaleにより、暗号化されたメッシュネットワークを構築することができます。
TailscaleはVPN接続に必要な鍵管理と交換をサポートするのみで、実際の通信に関与することはないためセキュリティ的にも安心して利用できます。
また、VPN接続を確立する際にはTailscaleを経由しているため、各サーバのポートを開放する必要がないこともメリットです。
私は、Tailscaleを用いてクラウドサービス上に立てたVM同士を接続しています。
外部通信からの通信をブロックしたまま、プライベートネットワークで通信ができるので安全にサーバを立てることができています。
インストール
Tailscaleはクロスプラットフォームに対応しています。
今回は、Linuxにインストールする方法を記載します。
公式のインストールページに記載されている通り、下記のコマンドを実行することでインストールすることができます。
curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh
起動
インストール後は下記のコマンドでTailscaleを起動します。
認証も完了するとVPN間の通信が可能になります。
sudo tailscale up
Tailscaleを止める場合は、下記のコマンドを実行します。
sudo tailscale down
Tailscale上のIPアドレスは下記のコマンドで確認できます。
ip a
or
tailscale ip -4